スリッパークラッチ&MOTO1フリーペーパー
ウチのお客様で、STMスリッパークラッチを購入していただいたお客様が、エンジンOHとサスのOHと言うことで入庫していただきました。
で、よく見ると何かが 見える?
そう、みえるんです(笑
これを実際に使っている人を、始めて見ました!
まあ、それ以前にスリッパークラッチの方が効果は大きいんですがね。
よく、コーナー侵入時にチャタがでると言う方がいらっしゃいますが、原因の9割は「過度のエンブレ」です。
減速時、バックトルクによるリアのハネや、ハネないながらも強くエンブレがかかる場合、必要以上に前過重になったりします。
その状態で倒し込もうとすると、Fが過度の過重に耐えきれずハネたりします。
解決策は簡単です。
半クラをあてる、アクセルを全閉にしない等で防ぐことができます。
ただし、モタードコースは小さなRが続いたりすると、タイミングが合わなくなって、S字コーナー2個目の進入でハネるとか、疲れてないときは良いんだけど、疲れてくるとダメ(笑)とかそういったときに、自動的に一定のエンブレをかけてくれるスリッパークラッチは、非常に楽で走ることに集中できます。
また、コースの状況によりエンブレを強くかけたいとか、滑るコースなので2stみたいにエンブレをなるべく弱くしたいとかの設定も、機械的に(実際はセカンダリースプリングの強さを変更することによって、替えます)変更することが可能です。
たとえば、滑りやすいコースで1速落としただけで滑ってしまい、スライドがなかなか収束せずタイムがでない場合など、このセカンダリースプリングを変更することによって、無駄なスライドが無くなりタイムを出すことが可能になります。
また、スリッパーの良いとこは、何速ギアを落としても一定のエンブレであること、また半クラの操作がいらないために半クラ→立ち上がりアクセルをあけると言った動作がいらなくなり、早く正確にアクセルをあけることができるように(スムーズな立ち上がりにつながる)なります。
スリッパーの生きるシチュエーションは
1,比較的高速なコーナーへの進入(1速落とす場合なんかは、挙動の変化が少ない)
2,ハイスピードから低速コーナーへの進入(3速落としても一定のエンブレのため、挙動の予測ができる)
3,比較的高回転キープしたままの切り返し(ちょっとのアクセルオフ時にFに過重が載りすぎない)
4,荒れたダートのブレーキング(リアが跳ね上げられる状態でのブレーキング時、エンストしにくい)
ええ、あんまり悪いところって無いんですよ、値段がちょっと高い以外は(笑
でもこのパーツ、ポン付けでSUGOのタイムが一秒早くなりました。
どうです?
楽に早く走れると、また乗るのが楽しくなりますよ。
ちなみに、シフターも入れると、ほとんどクラッチさわらなくなります(笑
さて、スリッパークラッチで結構長くなってしまいましたが、今日MOTO1フリーペーパーが届きました!
昨年の総括と今年のレギュレーションの変更点、見所、ライダー紹介と一冊あればMOTO1に関して、だいぶ知ることができます!
もちろん、無料ですから、見に来てくださいね!
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