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2008年7月 4日 (金)

音量に関してあれこれ…

この間のMOTO1では、音量測定でだいぶ時間が掛かりました。
今年、転戦している人から見れば、前日から音量測定してくれれば良いのにと思ったことでしょう。

それ以上に問題は、音量測定に関する精度にあります。
問題点はいくつか有りますが、まずは音量測定器(騒音計)の精度。
安いのは実売価格1万円台からありますよね。
でも、これは騒音の雰囲気程度しか計れない(精度がない)のです。
今年のMOTO1(モトクロス)も音量は94db(小数点以下切り捨て)ですが、コレを測定する器械は大体10万円台半ばの機械(JIS-C1509クラス2)で誤差1.0db。
実売35万円程度(JIS-C1509クラス1)で誤差0.7db。

そうなんです、かなり高額の計測器が必要で、しかもこれは常に校正(キャリブレーション)が掛けられていないといけません。

そんな良い機会使っているところ有りますか?
基準を満たしていないのに基準以下の機械で測定して車検落とされるのでは、ちょっと理にかないません。
しかも、エビスは雨が降ってまして、測定する器械に風防(スポンジ)がかぶせてあるのですが、コレを雨用のものに変更する必要があります。
この場合、精度が下がりますので、その分も考慮されないといけません。
また、雰囲気(周りの環境)も大事です。
遮蔽物があって音が反射したり、標高、湿度によっても変化します。
回転数の検出にも問題があります。
moto1の場合4500rpmで音量測定をしますが、タコメーターを見てる人がその回転に達すると「ハイ!」とか声を掛けて騒音計を持っている人が表示を見ます。
これだと、回転が上がりすぎている場合があり、正確な判断はできにくいと考えます。

今回、佐合選手のメカと話をしましたが、メーカー開発段階で94dbで作っている物は、安全マージンを取っています(93db以下)。
なのに、通らないのでは購入者は何を信じて、どうすれば良いのでしょう。
私なんかは、まだバッフルを作ったり多少のことはできますが、一般の人がレースに出ようと思っても、メーカーで作った物が(現地の音量測定よりも厳しい基準で作られた物が)通らず、車検の人に言っても「これでは走れません。メーカーが良いと言っても機械で数値がオーバーしているのなら、ダメです」と言われます。

まあ、ここで機械にイチャモンつけるとたいてい喧嘩になりますけどね(笑

MFJはこの現状をわかっているのでしょうか。
ライセンスを取ってまで走る人がいなくなりそうですよ、このままでは。

ヨーロッパでは、機械の誤差を考え少し寛容なようです。
日本のモタードコース(全日本)で音の問題が出るのは、伊那ぐらいなハズです。
もうちょっと何とかならないでしょうかね。
今後92dbと言っていますが、音量測定の体制が整わない限り

「無駄」

なだけだと思われます。

本質からずれている気がします。


もう一つ、一般公道でのお話です。
国土交通省よりパブコメが出ております。
コチラ

(1)マフラーの規制の強化(詳細は別紙1参照)
①騒音防止性能を容易に変更することができる構造の禁止
自動車等に備える消音器(マフラー)については、これまで、「全部又は一部が取り外されているもの」、「切
断されているもの」、「内部の騒音低減機構が除去されているもの」及び「破損又は腐食があるもの」を基準不
適合としていますが、これらに加えて、「騒音防止性能を容易に変更することができる構造であるもの」も基準
不適合とします。この基準は、車検、整備命令及び不正改造等の禁止の規定等において適用し、不適合のも
のは車検時に不合格とされる等の処分を受けます。
②使用過程車及び並行輸入車等のマフラーに対する加速走行騒音防止性能の義務付け
使用過程車については、これまで、近接排気騒音規制値に適合することを義務付けていますが、これに加え
て、そのマフラーに対し、「加速走行騒音を有効に防止する性能を有すること」を新たに義務付けます。また、並
行輸入車など、車両型式認証を受けていない自動車等のマフラーにも同様の要件を課します。具体的には、
次のイ又はロのマフラーは当該基準に適合するものとし、いずれにも該当しないマフラーは車検に合格しない
ものとします。(乗車定員11 人以上の自動車、車両総重量が5t 以上の自動車、大型特殊自動車及び小型特
殊自動車に備えるマフラーは、当該基準の適用対象外とします)。
イ 次のいずれかの表示(以下「適合消音器識別表示」といいます。)があるマフラー
(。) 純正品表示 (車両型式認証を受けた自動車等が備える純正マフラーに行う表示)
(「) 装置型式指定品表示 (自マーク)
(」) 性能確認済表示 (登録性能等確認機関((2)参照)が確認した型式の交換用マフラーに行う表示)
(、) 国連欧州経済委員会規則(ECE 規則)適合品表示 (Eマーク)
(・) 欧州連合指令(EU 指令)適合品表示 (e マーク)
ロ 次のいずれかの自動車等が現に備えているマフラー
(。) 加速走行騒音レベルが82dB(原動機付自転車は79dB)以下である自動車等

以前出された、騒音に関する法律があまりにも現実的でないために、内容が変わりました。
もう少し、なんとかしないといじる楽しみが奪われますよ。
現行の法律でも、うるさい奴捕まえればいいのに、なんでも法律化したがるのは困ったもんですよ。
そんなことのために国会議員選んでるわけじゃないんですから。

皆さんの意見を届けてください。


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コメント

騒音問題って大変なんですね。
この文章読む限りでは、レースに出る人が「かなーりヤル気無くなる」内容ですね。
昔むかしにあった3ナイ運動のサーキット版で、雑誌に取り上げて、大々的に宣伝したら、こんなヘンテコなレギュレーション無くせないかなー?

投稿: kokkesan | 2008年7月 5日 (土) 21時18分

YOKOGAWAの騒音計
見積もりしますか?
成績書、校正証明書、何でもできますよ。

すみません、誤爆してました m(_ _)m

投稿: フナ | 2008年7月 6日 (日) 17時25分

>kokkesan
この規制ができた要因は、サーキットやMXコース近隣からの苦情なので、規制が入るのはしょうがないと思っています。
ただ、公正でないのは困るという話です。

>フナ
ちょwww誤爆wwww
いやぁ、私が買ってもねぇ

投稿: OPB | 2008年7月 7日 (月) 20時48分

すみません。質問です。 よくマフラーのウール詰め直しをされてますが、どれくらいで「これは駄目だ。」と判断されてますか?やはり開けないと解らないものですか? 一応周囲には音量は気を使っているつもりなんですが…
レースユースと一般では違うだろうとは思いますが御解答の程よろしくお願いします。
テーマと違ったコメントですみません。

投稿: 公道オンリーです | 2008年7月14日 (月) 22時50分

レースだと大体2レースでウールの詰め替えをします。
なので、走行時間は5~6時間程度だと思います。
音量に通らないとレースに出れないので、ダメという基準は音量以外の何者でもありません。
とあるチームでは、新品のサイレンサー重量を量って、有る一定の重量まで軽くなったらウールを変えるそうです。

一般公道では、サイレンサーの作りと走行距離、乗り方によって変化が大きすぎるので何とも言えませんが、毎日乗っていると音になれてしまうので、ちょっとうるさくなったなと思ったら、サイレンサーをばらすことをお勧めします。

以前、1シーズンウールを交換していない車両のサイレンサーをバラしたら、何も入っていませんでした。
音を低くしようとするほど、サイレンサー内の内圧が高いのか、ウールは無くなりやすくなっている気がします。

一般道だけの方は、乗り方が千差万別なので、一概にこうとは言いかねます。
ちょっとうるさいなと思ったら、チェックする感じで良いのではないでしょうか。

投稿: OPB | 2008年7月15日 (火) 11時46分

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