今回のモタゴッコも...
自分のマシンを作って、持っていくのは無理そうです...
今年最初のモタゴッコは4/16(土曜日)です。
4/6までのエントリーですと、なんと4100円で一日遊べますよ!
エントリーは、スポーツランドSUGOさんのHPからお願いいたします。
お弁当の注文も出来ますし、飲み物もランド内で売っています。
帰りのガソリンも販売してますし、自走でも楽しめますよ!
さて、まだまだ全然こなせてないお仕事を...
前回何とか終わらせた'16 RMZ250のスペアリアホイール、これがスプロケットナットが締められないという素敵な製品だったので、対策します。
ノーマルのナット(RMZは2面幅が12mm)なので、ボルトをギリギリまで短くして、メガネレンチもギリギリまで薄くした物を作って、なんとかちゃんと締められるようにしました。
気持ち的には「こんな物設計するな」です。
いくら削りでカッコイイといっても、使えない物はダメです。
もひとつ、CYCRAのUクランプを使っていたのですが、取り付けが悪くねじ山が舐めていたので、ヘリサートを入れておきました。
予備になりますからね。
これでやっとセットアップが始められますね。
もう一台やらなきゃ...
お次は預かっていたWR250Fの修理見積もりが、かなりの金額になりそう(しかも結構走っていたので、それ以外にもけっこうまだまだ掛かりそうだったので)、知り合いが持っていたYZ250Fを売ってもらうことに。
で、売るにあたってバラしてチェックします。
配線はなかなかですね(棒読
バルブクリアランスをチェックしてみると、一回はOHしてある模様。
スプリングシートがアルミの物になっていたり、カムチェーンの状態も良好。
排気側のカムもデコンプつきなのですが、インテークカムやリフターに傷があったので、全部外して研磨後、再計測して組み立てました。
キャブは、さすが15年ものという感じで、Oリング類を全交換して、通路、ジェット類も綺麗にしました。
スロー系は詰まってましたし、Oリングがつぶれて、痩せてオーバーフローしていました。
右下のバラバラになったOリングは、バルブシートのOリングです。
お次は漏れているリアショックをOHします。
バンプラバーは砕けて、下側のベアリングもダメになっていましたが、幸いにもロッドのに錆びは無く、しかも初バラシという代物でしたが、オイルは綺麗でガス圧も中々でした。
で、この年式の高速ダンパー部をバラス工具を作っていなかったので、もう使うかどうかわからないけど、ばらせないので作りました。
いらない古いソケットのコマの内径を拡大して、ノックピンを作って埋め込み溶接して製作。
エア抜きのブリーダーボルト穴も開けて...
後は普通に組み立てて完成。
フロントもアウターチューブに腐食はありますが、インナーにさびは無く良好でした。
後はEBCのφ320キットをつければ完成だなんと思っていました...
合わないじゃんこれ...
EBCってどれもちゃんと付かないんです(設計何考えてんだよ
どうあがいてもブレーキパッドの外周4mmほどあたらないので、しょうがなく改修することにしました。
ただ、YZ系はこのようにあたらないのを結構違うメーカーの物でも見ています。
ちゃんとあててみて確認しましょう(ベルリンガーの4ポットもあたってませんでした)。
下側の穴を開けなおして、上側は追加でサポートを削りだしてつけました。
片側2ポッドキャリパーの改修は、非常にめんどくさいです。
他にもスピードメーターセンサーのハーネスを引きなおしてつけてあります。
他にも改修箇所はたくさんありますが、あまりにもいろいろやって画像を撮って無いので省略。
'01 YZ250Fにしては程度は良いはずです。
もう15年選手なんですね、このマシンも...
他にもハスクが2台、修理で入ってきたので、同時にバラして見積もりを作ります。
まずは'04 SM400R。
たぶん、9年くらい前に腰上だけ私が開けている車両です。
まずシフターが付いていましたが、この位置にセンサーを付けると、安定した動作はできません(断定
なぜかと言うと、チェンジペダルは常に同じ動きをしていない(力の入り具合でペダルがしなるので、同じ条件にならない)ので、センサーの検出条件が異なり、それが点火カットタイミングが変わり、ミッションを壊す原因になります。
シフターをつけて、ミッションが入らないからといって、ガツガツチェンジペダルを掻き上げる人が居ますけど、ミッション一発で壊しますよ...
こういう場合は、チェンジペダルの根元(軸に近い部分)で検出させないとダメです(絶対)。
オイルを抜くと破片が...
右のカバーを外すと、クランク先端が入るシールがぐずぐずになってました(入れるときに削ったんでしょう
スリッパークラッチが誤組されてまして、この黒いプレートは変形して使い物にならなくなってました...
破片を食ったので、オイルポンプはダメになってました...
お次は腰上に...
ブローバイの継手の部分にある、アルミの円盤がちぎれてました...
インマニとコネクティングチューブは、定番のひび割れが...
これ以外にもホイールベアリングの交換(ばらばらでした...)、ブレーキホースの交換、前後サスのOHと仕様変更、SM450RRのスイングアームへの変更と、TMRのOHということでかなりの作業量になりました。
モタゴッコ走りたいですか、そうですか、がんばります。
お次は'07 SM250RをTE仕様にした物なんですが、これも基本的な部分とサスの仕様変更になります。
バルブクリアランス見ようと思ったら、全然シックネスゲージが入らない...
走行距離から見てもおかしいなと思いつつ、カムを外して見ると..
というかカムキャップが緩まなくて、大変でした...
傷が...
ロッカーアームのスリッパー面も...
これは整備ミスだなぁ...
この車両も、インマニとコネクティングチューブニはひび割れが出ていました。
ラジエターガードが付いていたのですが、穴位置が全然合っていません。
アルミ板の厚みを考えないで設計しているとしか思えません。
持込のチタンフルエキなんですが、年式が低年式用なのでステーの位置が全然違いました。
サブフレームの後ろ側のステーを、ばっさり切って作り直したほうが早そうです。
チェーンガードもリアスプロケがかなり大きな物をつけているので、干渉して違う物を改修してつけてありましたが、余り下に下げるとわだちとかで曲げるので、ギリギリまで上に上げて付け直す事にします。
こちらも前後サスのOHとバネレートの変更、リアは車高の変更もするので、中々のボリュームになります。
お次はホイールきっと持ち込みでのモタード化、CRF250Lです。
ぱっぱとやろうと思ってしょっぱなから躓きます...
これもスプロケットナットが締められない仕様でした...
CRF250Lはスプロケットナットが2面幅17mmなんです...
何考えて設計してるんでしょうねぇ、車種専用品なのに...
あ、リアのアクスルシャフトは錆びて抜けてきませんでした。
で、このホイールキット(中古)はタイヤもはめられていたんですが、チューブレス加工もされていたので、いちおうリークチェックしながら組んでました(リアは問題なし、たぶん...)。
で、フロントはチェックして見ると4箇所からエア漏れが...
すでに片手ほどの修理をされた上に、浮きまくりのチューブレスとシリコンシーラント塗りまくりのひどい状態...
これは剥がすのに3時間とか掛かる奴だ...
結局フロントはチューブを入れて組みました。
でもこれは、このホイールの設定が悪いのも原因なんですよ。
詳しくは言いませんけどね...
そうそう、最近は緩まないボルトを外す際に、この潤滑剤を使っています。
Vipro'sのマリンルブリカントっていうんですが、最初は船外機とかに使う防錆剤だと思っていたんですが、たまたま知り合いのアメ車屋さんに行ったらコレがあったんです。
何に使うのか聞いてみると、リンカーンナビゲーターとかのブレーキローターが、ハブに固着して(錆びて)取れなくなったときに、今までは某W社のラ○ペネ使っていたんですが、これでも取れなかったのが、マリンルブリカントだと一発で剥がれてくれるそうです。
それ聞いて使っていますが、この製品浸透力がものすごくて、凄くいいです。
これ吹いて一晩置いておくと、嘘のように取れます。
良いですよ、Vipro'sのケミカル!
さ、今日はまたRMZだ...
がんばりマウス!
近代史を勉強すればするほど、嫌いになるブリカスさんの動画です(失礼
こっちはpart2
第2次大戦から冷戦期は、技術の進歩と戦略の変化で兵器の運用等ものすごく変わった時期なんですね。
しかし、核戦略ありきのこの時代は、恐ろしい時代だったな...
そんなブリカスさんの秘密兵器をご覧ください!
作る前からわかるだろという突っ込みは、変態紳士(HS)には無駄な事なんだ!
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