モタゴッコに参加された皆様!
このたびの熊本、大分県で起こった地震、非常に心が痛みます。
宮城県沖地震、東日本大震災を経験しているだけに、どのような状況なのか、不安な気持ちが良くわかります...
早い復旧と、この恐ろしいほど複数回起こっている地震が、早く収束する事を願っています。
復旧には順番があります、必要な時に必要な物を。
その時が来たら、皆さん支援いたしましょう。
土曜日16日に行われた今年最初のモタゴッコ、天気も良く参加人数49名と、多くの方に御参加いただきました。
画像はGTオートの菅井さんが撮ってくれています。
トランポを欲しい方は、GTオートへ御相談を!
午前中はMパークにてパイロンを使った練習(簡単なスクールを行いました)。
午後からは西コースでの走行(初級、中級、上級3クラス)を3本とスタート練習を行いました(本当は模擬レースの予定でしたが、日差しは暖かかったのですが路面温度が低くグリップが悪いとの事で、取り止めとしました)。
次回は6/12日曜日、午前中Mパークで午後からはビギナーズフィールド(オフロード)になります。
また、5/29日曜日は、西コースでMINIMOTO選手権があります(モタードマシンで走れるレースです)。
詳しくは、スポーツランドSUGOさんのHPをご覧ください。
そんなモタゴッコにまにあわせなくてはならないマシン達を...
まずは今年全日本にフル参戦する佐藤友之選手のRMZ450。
チームはフクダテクニカ(マシンもね)なんですが、とりあえずサスと細かい部分を担当する事に...
で、このマシンは中古でよそで出来てたのを買ってきて、そのままだったので、バラしてチェックします。
時間が無いので、今回はS2走っている堀田選手から、昨年まで使っていた'12 RMZ250のサスを借りて、バネレートなんかを変えてとりあえず走ってもらう事に。
とりあえずチェックして見ると、スプリングシートのCリングがちゃんとはまってなくて、飛び出してたり(危ないです
ブローバイのホースが、エアクリーナーエレメントの中に入れてあり(これはいい事なんですが、エレメントガイドでホースがつぶされてて、内圧が高くなってしまう状態)、コレは修正しないと...
サイレンサーの取り付け雌ネジが半分舐めてて、これも修正。
ホールショットデバイスがアウターチューブの一番太い部分に取り付けるタイプで、これもタイヤにヒットするので、XTRIGの変更します。
反対側もbremboの5.5mm厚ローターを使うと、Cリングにフローティングピンがヒットするのでこれも加工します。
で、フォークを抜いたらステムの上側がカタンと傾いてしまいました(下側はそのまま)...
ええ、ナットが締まってなかったようです...
で、やっぱりステムベアリングはやられていたので、これも交換します。
まずはステムベアリングを入れ替えて...
フロントのブレーキホースも交換して、ついでにマスターもコキコキと動きが悪いのでバラしてグリスアップします。
調整ノブを留めているピンが、曲がって途中で止まっていて、全然抜けてこなくて苦労しました...
ハンドガードは曲がりがあったので修正と、エンド部にジュラコンのスライダーが付いていたのでコレを撤去します。(理由はちゃんと締められないので、転倒した際にすぐずれて意味を成さないからです)
マスターのタンクも変えて、ステーも新調しました。
ハングオフも多用するので、シートを25mm低く修正します。
こんな感じにしました。
最後にホールショットデバイスをつけて、今回の作業はおしまい。
モタゴッコでネガ出しをして、ちょっと修正が必要な部分もありましたので、それは後日修正を...
お次もRMZ!
こちらは'16 RMZ250です(2台目だ...
まずはお約束のスイングアームのザグリ加工を...
ダンロップを使用予定なんですが、レインで一番前にアジャスターを持ってくるとこんな感じになります(スリックよりもレインのほうが太いんです)。
ブレーキガイドも外しやすいように加工して、当たる部分をカットして、パーツを作って、溶接する部分のアルマイトをはがしておきます。
溶接してすぼまってしまう寸法を修正して完成です。
リンクやスイングアームピボット周りは、グリスアップしておきます。
組み立てて、隙間が出来るのを確認。
お次はフロント周りです。
これも450と同じようにbremboのラジアルマスター16×18を使用するので、タンクステーを作ります。
ブレーキホースを作ります(ガイドチューブを真っ直ぐに修正)。
フォークガードをカットして、アウターチューブのCリングもカットして、周り止めをしておきます。
余談ですがRMZのスロットルホルダーって昔のYZ400Fの物ですよね。
部品に「5BE」って書いてありますもんw
お次は'08 CRF450Rです。
本当はサスとエンジン両方のオーバーホール予定だったんですが、間に合わないので今回はとりあえず乗れるように、不具合を直しました。
見た目は綺麗なんですが...
昨年11月のモタデューロからそのままだという事なんですが、オイルの点検窓を見ると、左に傾いているのにオイルが見えない...
ハンドガードのクランプがちゃんと止まっていない(この構造はダメなんです...
フロントスプロケットを固定しているネジが緩んでいる(唖然
チェーンも本当は変えた方いいんですけどね...
危ないって...
冷却水をチェックすると...
見えませんな...
リアブレーキのフルードを確認すると...
なんでしょう、私の目が曇ってしまって見えないのでしょうか(涙目
そして昨年の11月から燃料コックはオンのままでした...
キャブをバラスと...
ドレン周りが汚い...
Oリングが入っていなくて、ドレンはものすごい力で締め付けられて、変形していました...
いや、本当に危ないんですよコレは...
燃えなくてよかった...
中も汚いし、Oリング類も一回も変えて無いので全部変えます。
全部洗浄して...
組み立てて完成。
キャッチタンクの中身を排出しようとドレンを回すと...というかネジがなめてる...
で、タップを切ろうと思ったら、ヘリサートが入っていて(これは私です。すっかり忘れてました)、うっかりタップを入れてしまい、折ってしまいましたorz
忙しい時ほど、こういうミスをする...
ドレン部分をカットして、新規で部品を作り溶接して取り付けました。
リアのブレーキマスターは、やっぱりダイヤフラムを取ると残念な感じ...
全部修正したら、白煙吹いてたのに出なくなって、調子も良くなりました。
オーバーホールは様子見で、、サスだけ後日オーバーホールすることになりました。
最後はSM400Rの修正をたくさん!
コレが最後の山場だと思ってがんばりましたが、部品の誤発注で部品が足りず間に合いませんでした。
本当に申し訳ありませんでした...
スイングアームを中古のSM450RRの物に入れ替える事に...
なんですが、スプロケボルトが外れて、激しくえぐれておりました...
修正して、チェーンガイドも新品に(これも加工が必要でした。古いものはもう出ないそうで、代替品になります)。
リンクもバラしてチェックして、グリスアップします(足りないカラー類があったので、これは追加してあります)。
で、SM400Rに450RRのスイングアームを使うと、ブレーキキャリパーを取り付ける溝が違うので、キャリパーやサポートも450RR用に変えるのですが、ローター径も変わるので、ブレーキローターも変更しないといけません。
しかも、ソリッドからフローティングになるので、オフセットも変わるんですよ。
で、そんなのはネジを外せば...
外れない...
マリンルブリカンと浸透させれば良いんですが、時間が無いので炙ったり冷やしたりしてもダメで、しょうがなくタガネで強引に回しました、4個とも...
リアショックもSM400Rは長さが短いので、'05 SM450Rの物をオーバーホールして使います。
程度は良かったですが、古いのでオーバーホールしないと安心できません。
キャブもバラして確認します。
インマニとコネクティングチューブも新品にしておきます。
で、ノーマルのブローバイホースの入る部分には、プラグを作って塞いで、別の所にホースを入れるようにします。
リアホイールは、スポークの俺があったので交換しておきます。
フロントホイールは、今まで使っていた17インチと、今回手に入れた16.5インチのホイールどちらもホイールベアリングがダメで、どちらもベアリングとシールを交換します。
そしてエンジンに手を付けたところ、オイルポンプのローターが一個しか無いのに気が付いて、完成させる事ができませんでした...
徹夜しても何しても、間に合わないのはダメですね...
それでなくても遅れていますので、本当に申し訳ありません。
明日からも一生懸命進めていきますので、申し訳ありませんが皆様お待ちいただきますようお願いいたします。
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