年末の御挨拶
本年も御愛顧いただきまして、ありがとうございました。
明日12/29~1/3までお休みとさせていただきます。
数年前より年賀状も廃止いたしておりますので、年始の御挨拶はまたこのblogで改めてさせていただきます。
さて、最終日ですが普通にお仕事です。
まずはフレームを塗装したTE450R、塗りあがってきたフレームのネジ穴をタップでさらって、ハンドルロックの鍵穴をしつこく洗浄します。
そしてまずやる事は、取り付けパーツの洗浄です。
このマシン、正しくオフロードを走っていたので、全ての隙間という隙間、ありとあらゆる所に泥がびっしりと付いていまして、洗浄するのに実は丸一日掛かりました...
インジェクションなのでハーネスはコネクター多めで、接続部がジャリジャリしてるとトラブルの元なので、全部外してきれいにします。
実際はもっと汚いです...
これだけで3時間くらい掛かりました...
レギュレーターやカバーやカバー、ECUなんかも全部泥を綺麗に落とします。
スロットルボディもこんな感じでした...
水やゴミが入らないようにして、丁寧に洗浄します。
ラジエターも曲がりがあるので修正していきます(前回少し治したのですが、今回ラジエターを外したので、曲がりは大体治しました)。
フレームに部品を付けていきます。
ストッパーボルトが、左右とも曲がった上に錆びていたので新品に交換します。
ステムのベアリングを打ち変えて...
クーラントのリザーバータンクも、漏れていたので交換して...
フロント周りを組み立てて、スタンドに上げて細かいパーツを付けた後、エンジンを載せてリア周りを取り付け、その後電装関係を取り付けていきますが、いっぺんにつけるとなると位置関係や取り付けの悪さが(イタリアン故に...)、一歩進んで3歩下がる感じで進んでいきました...
スロットルワイヤーの動きの悪さに、途中ものすごく格闘したり、他にもハーネスの取り回しをいろいろと何度もやり直して...
やっと完成しました。
錆びてぼこぼこだった下回りも、フレームの修正と塗装、新品のアンダーガードでかなり綺麗になりました。
ふう...
お次はカラーズに頼んでいたヘルメットが塗りあがってきました。
今回は帽体の色は黒そのままで、キャラクターを書いて欲しいとの事で(普通よりもお安くなりますよ!)、某青虫を書いてもらいました。
顔の部分、ディフューザーに掛かってしまうため、外しても(または透明のパーツに変えても)大丈夫なようにちゃんと書いてあります。
しかしコンデジで撮ると、あいかわらず良さがまったく伝わりません...
そんなカラーズさんの新聞に載せていただきました!
カラーズはペイント以外にも輸入雑貨、小物、服屋さんといろんな店舗を展開しております。
年末年始は、お得な商品がいっぱいです(福袋ももちろんありますよ!)!
詳しくはカラーズさんのHPへ!(クリックするとカラーズのHPに飛びます)。
お次はずっと預かっている]'07 YZ250Fを進めます。
まずはフロントホイールのベアリング交換。
ヤマハはノンシールのベアリングが純正なので、今回はシール付きの物を取り寄せました。
軽くスポークを締めるかとチェックして見ると、かなりゆるい状態でした(セッティングできないくらい)。
で、空気が少しづつ抜けるので、チューブも新品にしようかと、今まで使っていたチューブを見ると、なんとパッチが2箇所も...
チューブは安いので、ケチらずに新品にしましょう。
次はフロントフォークをばらしますが、これがまた問題多数でした...
やたらダンパーのノッチ位置が、柔らかい方向だなと思ったら、オイルはすっかりゼリーになってました...
しかもインナーロッドがハズレなのか、途中からカシマコートのかかりが違っていて、動きも全然違う上に片方はインナーロッドがちゃんと伸びてきませんでした...
シールがもれている方のインナーチューブには、飛び石で出来たような傷が2箇所。
シールだけ変えても、修正しないと即漏れます。
加圧ダンパー部も錆が多め...
シムの回りも変な色に...
まずは錆びの除去です(本当は加圧ダンパーを交換したいのですが...)。
ケミカルとブラシで錆を落としました。
結構深くて、3回ほど繰り返し作業。
加圧ダンパー部のロッドも、ずっとオイル交換していなかったせいで、カスが付着して変色していました。
インナーチューブも研磨して、右側のアクスルシャフトが入る部分が、シャフトを入れる際に叩いて入れていたようで、変形が凄くて、コレに合うロッドを削って、ペーパーを巻いて研磨しました。
シャフトも強引に使っていたようで、アルミのかけらが何箇所も圧延されています(寸法変わるのでNGです)。
他にもいろいろと修正して、なんとか組める状態になったので、シールやOリングを交換して組んでいきます。
パーツがホンダの部品なのは、安いからです。
やっと完成。
通常のオーバーホールの1.8倍ほどボリュームがありました。
もっとまめにオーバーホールしないと、楽しく乗れないばかりか、部品交換ばかり増えます。
ツインチャンバーのフロントフォークは、部品点数も多いですが、オーバーホールしないと性能低下が激しいし壊れるイメージです。
さて、休み中も少し進めますが、本年土中はココまでです。
皆様、来年も宜しくお願いいたします。
整備のお仕事もうれしいですが、できればバイクもウチから買っていただけるとうれしいです。
がんばりますので、宜しくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を。
GARAGE OPB 大森 裕記
ずっと改良され続けて、いまだに使われているSU-22 フィッター!
カタチといい、主翼のギミックといい、まさにザ・ソ連って感じで好きです。
超絶技巧みたいなのに良く出てくる、YESに出たり入ったりのキーボードRick Wakeman's!
もう自動演s(ry
後ろ髪長い...
コレで生きていけるとは!
めんこいw
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