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2017年2月 7日 (火)

そしてもう2月!

気が付くと更新出来ておりませんでした(反省


順番は違うのですが、'16 RMZ250の車体回りの整備です。

シャフトやネジ類は、洗浄油に付けてまとめて洗っておきます。

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スイングアームは、洗浄してエグリ加工した所に、クラックや削れが無いかをチェックします。

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問題なかったので、後はグリスアップして、次はステムのベアリング交換。

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リアショックもバラしてオーバーホールします。


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新車時にバラしているので、良いデータになります。

お次はフロントフォークです。

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消耗は少ないのですが、インナーにそこそこ深い縦傷があったので、慎重に修正します。
なんせエアサスですから、気密が重要です。
シール類はSKFのPSF用を使って組み上げました。


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KYBのエアサスは、まだ慣れて無いのでちょっとあたふたします。

次はブレーキ回りです。
キャリパーはシール交換、マスターは一回バラして組みなおします。

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元々ダートを走る事を考えられていませんので、マメにバラさないとガタが出たり、フィーリングが悪くなります。
今回はホースも再製作して組みなおしました。

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それで、この40mmピッチキャリパーとbremboの5.5mm厚ローターを使う場合、社外品のパッドがホイール中心方向に長いので、注意しないとフローティングピンと接触します。

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このマシンもフローティングピンが削れていました。
大変危険です、きちんとチェックしましょう。

曲がったハンドガードやUクランプも修正して使います。


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修正して真っ直ぐに。


Dscn1608

他にも曲がったスライダーや細かい所をいっぱい修正して、とりあえずエンジンが来るまでお休みです。

お次はFS450の続きです。
シムが届いたので、カム回りを組みなおして、エンジンを掛けてチェック。

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ちょっと静かになりました。

お次は足回りで、まずはフロントのステムをバラしてチェック。
問題なかったので組みなおしたのですが、このKTM製ハスクの組み方に慣れていなくて、良い状態にするのに四苦八苦しました(ステムだけで2時間半も...)。
間にOリングが入っているのは、感触が分からないです...


Dscn1625

フロントフォークは、加圧ダンパー部が低圧ガスのものだったので、圧力計を低圧のものをそろえたり、キャップを開ける工具を2点買いましたが、4CSって書いてあったのでそれ用を頼んだら、なんとサイズが違う...
使わない工具を1個買うハメになってしまいました...

とりあえずマニュアルを熟読したのですが、勘所が分からないので、片方づつバラして組んでいきます。


Dscn1627

構造を知る為に3回ほど無駄にばらしましたが、なんとか完成。
マルゾッキと一緒で、バネの防錆剤がものすごくて、それの除去がかなり面倒でした。
そして片側はガス圧が低く、原因を調べるのにまた組んだりばらしたり...
慣れていないと、まあ、いろいろと大変ですね。

次はリアなんですが、こっちはガスさえ封入できないので、まだ止まっております...

お次はNSF250Rのエンジン組み立て。
ケースが5000kmを越えていたのですが、続投しようとしてとりあえずケースを暖めてベアリングを抜こうと思ったら、あっという間に抜けちゃってもうだめだなと...
メタルもダメだったので、ケース交換となりました。

ケースを追加注文している間に、ミッションを組んだり...

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今回は1,2,3速のギア比を変えてあります。

ヘッドは砂を吸ったせいか、シートのアタリが結構やられていたので、シートカットしてバルブを全交換。

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リフターも1個、傷が入っていたので交換しました。

そしてWR250RのX仕様と、WR250XのR仕様をお預りしましたw

まずはWR250R、ブレーキ回りの強化です。
といっても、WR250X用のブレーキローターへの換装とホースの変更です。
トランポを買われたので、サーキット専用車になります。

今回は鈴鹿にある「セレクション」さんのブレーキローターアダプターとキャリパーサポートを使いました(木村さんありがとうございました)。

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ブレーキ回りはこんな感じに。

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ローターは表から押さえる形になるので、フォークガードのクリアランスが少ないので、再度少しだけカットして取り付けました。

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ちゃんとガイドチューブつきのホースで、クランプもしっかりできるようにしてあります。

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WR250XのR仕様は、最初はフロントフォークのオーバーホールだけの話だったのですが、前後とも開けて仕様変更する事になりました。

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ローダウンリンクが付いていますが、たぶんこれだと無理なので、ノーマルリンクに戻す事になります。

他にも500ΓにつけているRS250のリアショックオーバーホールを頼まれたり...

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DRZ400SMも部品が入ってきたので、しっかり進めます。

で、今は入荷したNSF250Rのケースに、メタルとベアリングを入れて、冷ましているところです。

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エンジンナンバーも入れ替えないといけないので、なかなか手間が掛かります。

来週もちゃんとBLOG更新する予定です。

がんばりマウス!

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地道な研究は大事です。

同じくNIMSの動画、すごいのねここの電子顕微鏡。

Widow makerかよw

まあ930turboは友達が立ち木に激突して廃車にしたけどwww

Widow makerっていうと、F-104Gやハリアーなんかを思い出しますけど、個人的にはF-7Uカットラスですね。

しかし、アングルドデッキじゃないから、突っ切ると僚機につっこむとか、迎え角が強すぎるとか、恐ろしいもんを運用してましたな、アメリカさん...


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コメント

引っ張り試験は強大な荷重をかけて数時間単位でやることが多いです。
上智大のT先生はこれで多くの論文を出してこの分野の権威です。Keywordは水素脆性です。
破断した試験片を液体窒素温度まで冷やし真空容器中でゆっくり定速過熱して放出される水素の量やクロマトグラムを解析すことで材料の対水素脆性を考察できます。
とゆーよーな分析装置を作製するのが私の仕事で、その給料のほとんどがNSFのレースと維持費で消えるわけです。涙
NIMSにも分析装置を納入していますがこの研究室ではなさそうです。

投稿: hyt | 2017年2月 9日 (木) 08時32分

中の人ですねw
水素脆性って、ボルトをメッキした時の事しか、知りませんでしたよ。
あ、スミマセン、そんなNSFのオーバーホール、高くなってしまって...

投稿: OPB | 2017年2月 9日 (木) 19時42分

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