前回のblogから、もう2週間が...
気が付くと、前回のblog更新が2週間前でした。
おかげさまでいろいろとお仕事を頂いてまして、「このくらいなら先にやっておくか...」と手をつけたものに限ってはまってしまって、スケジュールが駄々遅れという悪循環に陥っております。
とりあえず時系列的に...
ケース交換となったNSF250R、各部をassyにしておいたので、バンバン組み立てていきます。
いちおう上死点は合いマークではなく、ちゃんと見てバルタイも確認しておきます。
車体に載せるかと、エアボックスを清掃しようとすると、こんなところにも小石がたくさん...
全部洗って乾燥させて、組んでいきます。
エンジンスターターで始動させて、水温油温を上げて確認して完成。
3月頭にSUGOで走行枠がありますが、まだ寒いだろうなぁ...
お次はFS450のリア周り。
まずはリンク比を調べる為に、リアショックからバネを抜いて、またショックだけ車体に戻して、寸法を確認します。
FS450はリアショックを抜くのに、スイングアームを外すのがちょっと面倒ですね。
どのくらい車高を上げるか、ショック自体を何mm伸ばすか寸法を決めたので、リアショックをバラします。
車高を決めているカラーの寸法を測ると、4箇所もテーパーになっています...
トップアウトスプリングが入る部分もあるので、寸法をちゃんとしないとダメです。
左が元々入っていたもので、右が製作した物になります。
短い分、車高は上がります。
そしてこのタイプのWPは、ウチではガスを入れる事ができないので、知り合いにお願いしました。
その間に、リンクやスイングアームのベアリングをグリスアップしておきます。
リアショックが戻ってきて完成!
ノーマルですと、フロントのストローク量が280mmでリアは260mmなんです。
今回作った仕様のほうが、日本では良いと思います。
お次はDRZ400SMの製作です。
2月末納車なので、かなりがんばらないといけません。
まずはエンジンをバラして、パーツの注文しないといけないのですが、なんと以前作ったフライホイールプーラーが一山くらいしか噛みません...
ネジピッチも一緒なのですが、以前ばらしたフライホイールもあったので、あわせてみると指二本位でするする入る...
しょうがないので、旋盤にくわえなおして、ギアを入れ替えたりなんだりして、2時間弱のロスでした。
ばらしたエンジンも程度は良いのですが、ベアリングやシール類はほとんど交換して組みなおします。
一番大事なのは、カウンターギアのシャフトの交換です。
これを後期型の物と交換するのが、一番の目的です。
お次はCBR250Rのハンドルストッパーの再生。
転倒した際に、ストッパーがぶっ飛んだので、同じ厚みの鉄板を切り出して、溶接して完成です。
お次はWR250Xの前後サスオーバーホールとちょっとチューンです。
リアはシール類を純正からSHOWAの物を使えるように、シールヘッドや細かいパーツを作ります。
左が今回作った物で、右がノーマルです。
シムも結構変更して、組みなおします。
車高下げリンクが入っていたので、コレをノーマルリンクに戻すので、ショックの車高調整を短くして組み込んでおきます。
結構下がるんですけど、皆さん余りいじりませんね、この部分...
で、組み立てようとして外したワッシャーを見てビックリ、割れてました。
お客様に話しを聞いたら、どうも中古で買ったので、前のオーナーの時にやってしまっていた模様です。
これは大変危険です。
で、部品は外形と厚みが同じで、内径が小さいワッシャーがあったので、旋盤で削って作りました。
右がノーマルです。
お次はフロントなんですが、ステムのネジを緩めてもフォークが抜けません。
理由のひとつは、ハンドガードなんです。
いつもblogに書いていますが、いろんな種類のあるハンドルに、曲がりが1種類しかないハンドガードが、そのままで付く事はありえません。
そしてこのように隙間が開く、斜めに付く。
コレを強引に締めるとテンションが掛かって、ちゃんとクランプ出来ないんです。
で、このまま激しく転ぶと、トップブリッジも曲がります。
フォークをバラして確認すると、インナーチューブ内側に錆がそこそこありました。
まあ、新品でもあったりするんで、ちゃんとチェックしましょう。
今回はプリロードを少し掛ける為に、段付きのスペーサーを製作しました。
後は普通に組み上げて完成です。
これで高速コーナーでのふらふら感はかなりなくなるはずです。
それとポジションでもそう言う現象は出ますので、一概にサスだけでというわけではないことは、頭に入れて置いてください。
お次は500Γに使っている、RS250のリアショックオーバーホールです。
ガス圧を計ると...
え~っと、ただのオイルダンパーだったようです...
セットアップイチからやり直しだと思われます。
消耗部品を交換して完成です。
もっとマメにオーバーホールしてくださいね。
お次は最新'17 CRF450Rの前後サスショー加工のみを依頼されました。
フロントは2.5mm刻みで、プリロードを替えられる様に溝を切っておきます。
車高下げカラーは、'09~'10のKYBの様に、トップアウトスプリングがはまる部分があるので、段付きの圧入カラーを作ります。
下げる量が少ないので、圧入じゃ無いと危ないと思います。
下げる量が多いなら、動いても平気かな...
リアもSHOWAはトップアウトスプリングが付いているので、シールヘッドを押し込む方向で作り直します。
シールヘッドも下面を引いて平らにしておきます。
そうしないと、コチラも下げる量が少ないので、カラーが薄くなりすぎるので、強度的に不安が残るからです。
そこそこ時間が掛かるんですよ。
最後はKTM50SXのクラッチオーバーホール。
これは以前もやりましたが、皿ねじのネジロックが強くて、コレを緩めるのが仕事の9割です。
ストーブを使っていたので、上に乗っけてネジロックを柔らかくします。
それでも、かなり頑固でした(ネジは4本軽く舐めてますので、毎回交換でしょうね)。
今回はクラッチ板が割れて無いので、特にひどい消耗は有りませんでした。
まあ、部品はぼちぼち高いですね。
来週頭まで、DRZ400SMに集中的に作業しております。
昼間も作業しておりますので、長時間の御相談は3月以降でお願いいたします。
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