いっぱいいっぱいになっております...
更新が出来ておりませんが、かなり遅れながらも作業を進めております。
今週も確定申告作業を昼間も行っておりますので、申し訳ありませんが無用な御来店はお控えいただくようお願いいたします。
15日に確定申告、16日は車検に行っておりますので、不在となります。
すみませんが宜しくお願いいたします。
そして、相変わらずの中古車両の御紹介です。
文章でしか書いていなかったSM250R、御購入いただきました。
下取でDRZ400SMが入荷予定です。
距離は走っていますが、安めのDRZ400SMが欲しいかたは、是非御相談を。
さて、時系列ではちょっとずれるんですが、まずは'16 RMZ250のエンジン搭載。
今回、フルコンからノーマルECU+パワーコマンダーに戻すのですが、ハーネス全交換でステー類が細かく切って合ったり向きが変わってたりで、えらい時間が掛かりました。
なるべくノーマル状態に戻します。
なぜなら、オーナーが分からなくなった際に、マニュアルを見れば正解が乗っているからです(大事なんです)。
まあ、スズキなんでちょっとやられるんですが、まあRMZはまだいいほうです(後でやられております。
モトクロッサーでも、インジェクションモデルは、なかなか配線がいっぱいです。
スロットルボディも綺麗にしておきます(結構汚れているんです)。
ハンドガードも新品の予備を製作しておきます。
曲げなおして、プロテクターも取り付けておくんですが、曲げると全く穴位置が合いません。
細かく欠品しているネジや、ネジ穴がふけてるのを治したり、キャッチタンク取り付けのカラーがなくなってたりと、全てちゃんと作り直して、現地で困らないように作りこみます。
KTM50MINIのクラッチ回りも、部品が届いて組みなおして完成。
前回は、クラッチ版が割れたのに、そのまま乗っていたせいで、ずいぶん他の部品がやられていましたが、今回はそんなに消耗も無く、悪くない状態でした。
ネジロックが強いのが、一番大変です。
さあ、DRZ400SMの組み立てです。
まずはエンジン、各部をASSYにしておきます。
ミッションのカウンターシャフトを交換します。
手前が元から入っている奴です(錆びてるからわかりますよね)。
これ、何が違うかというと、元からの奴は、軽量化で中空のシャフトなんです。
新しいのは、無垢のシャフトになっています。
上が新しいものです。
穴は開いていません、切削用にもみつけしてあるだけです。
ええ、良く折れるんです。
そして、中空で剛性が不足してるのか、スプロケのナットが良く緩むんですよ...
バカみたいに締めると、スプロケごと折れますよ。
ケースを暖めて、ベアリングを入れ替えます。
実は、コレは2回目で、最初元々積んであったエンジンのケースを使うかと、暖めてベアリングを左側のカウンターシャフトのベアリング以外全部入れて、最後にそこのベアリングを入れると...
緩い...
緩すぎる...
あわてて、全部ベアリングをそ~っと抜いて、予備で買ってあったエンジンのケースに入れ替えました。
手間が2倍以上掛かりました...
ASSYにして組み立てるだけにしておきます。
シートカットもかなりてこずってしまいました。
角度が浅く、手が痛い...
ポートは段付きと柱周りを削っておきました。
リフターとカム(ヨシムラ)はラッピングしておきます。
ミッションは、ギアを数個交換、クリップなどを新品にして、ドグ回りをリューターで整えておきます。
クランクはバラして...
さあ、コレで組み立てが出来ます。
で、腰下で問題が...
クラッチのセンターナットを締めると、かなり動きが重くなってしまいます...
いろいろと原因を探って、クラッチのシャフトのフレを見たり、カラーの全長や、締めこむと太ってしまわないか、他にもクリアランスをいろいろと計測します...
何の事はない、私の誤組でした...
一次ギアの裏表が逆で、クラッチハウジングとうっすら接触していたんです...
ええ、でもこれ、マニュアルでもパーツリストにも載ってる向きで組んでたんです。
まあ、原理から言えば私が悪いんですが、こういうところはスズキは腹立たしいんです...
で、後は腰上を組み上げて、ヨシムラのカムのバルタイを取りますが、バルタイを取る為には、バルブクリアランスをしっかり見ないといけません。
で、このタイプのシムは300枚くらい持っていますが、厚みが見事にほぼ持っていない寸法...
なんでこんなに分厚いの使うんだよ...
とりあえず、薄いシムを2枚重ねて(そのくらい厚いんです)バルブクリアランスを取って、バルタイを先にとってしまいます。
中古で買ったエンジンについていたカムなので、カムだけ組もうと思ったら、インテークバルブスプリングにプリロードを掛ける為のシムと、バルブ全数用のコッターも専用品でした。
そしてスライドスプロケットなので、ロブセンターをどのくらいで組むのが良いのかわからないので、ヨシムラに聞いたら、すぐ教えていただけました。
で、結局シムは気合で削って、エンジンは完成。
通常の3倍以上時間が掛かりましたorz
お次はキャブです。
3年放置なので、ゴム類全交換です。
緑の汁が垂れてきて、凄いオイニーを撒き散らしております...
フロートやジェットは緑色になっていますが、キャブクリーナーですぐ綺麗になりました。
しかし、緑色で苔みたいになってるのって、一体何年放置してるんでしょう...
ソレノイド類のゴムやフロートジェット周りも全部新品にします。
このキャブは、バクダンキットを組み込んであるので、メインやニードルは形が違います。
ホース類も全部新品にしました。
お次は燃料タンクもコックを外して確認です。
大抵ゴミがたまっています。
Oリングを替えて、タンク自体に錆が無いかも確認します(錆びは全く有りませんでした)。
で、クラッチカバーも新品に...
裏から見たら、クラックが入っていました...
次は車体です。
ますはリアショックをオーバーホールします。
ちょっとダンパーもいじって、バネレートも変更します。
お次はフロントです。
前後とも以前私がバラしてるんですが、フロントはその前に他所でバラしてるんですが、その際のばらし方が悪く、ロッドに傷があったり、DRZはちょっとバラシずらいもんで、気をつけないとダメなんです。
で、またやられました。
Oリングの寸法が違います...
4個やたら大きいOリングが来ました。
部品番号は合ってます。
こういうの、本当にカンベンして欲しいですね。
足回りの部品を全部洗浄して、チェックします。
なかなかの汚れっぷりで、丸一日掛かりました...
ベアリング類は全部大丈夫だったので、グリスアップしていきます。
スイングアームのスラストベアリングも、シールを外してきれいにしてグリスアップします。
次はホイール回りです。
前後ともチューブレス加工しますが、その前にフレ取りをします。
やはり年数が経っているので、細かい腐食や汚れで、チューブレスを貼る為の下準備で、3時間ほど掛かりました...
でも、コレをちゃんとしないと、全く意味が無いんです。
前後とも一発でOKでした(良かった... 5時間も掛かりました...
リアはスプロケをISAのアルミに変更、スプロケボルトとナットはCRF用にして、ハブダンパーも新品にします。
他にもクラッチホルダーを修正したり、ワイヤー類を変えたり注油したりと細かい修正をいっぱいします。
あ、ネジ穴のヘリサート修正も結構やりました。
結構大変です...
で、車体に組み込む前に、フレームをきれいにして、ドライサンプのオイルタンクになっている部分に、ストレーナーがあるので、外してゴミが付いてないかチェックします。
そこそこゴミが付いていました。
画像に写っているウインカーステーは、錆が出ていたので磨こうかと外したら、クラックを見つけてしまい、新規で製作しました。
良く折れるんですよ、このステー...
この段階で、まずはエンジンを掛けます。
ラジエターホースもシリコンの新品を入れてあります。
プラグが無い状態でセルを回して、油をいきわたらせて、プラグを付け、タンクを付けてセルを回すと、あっけなくエンジンが掛かりました。
リアのブレーキのカップも交換しますが、コレもフルードが固体化してました。
ホースも詰まってしまっていて、なかなか大変でした。
ヘッドライトカウルも社外品を使おうと思っていたんですが、メーターやライト部分に干渉して、取り付けがなかなか大変。
ステーを加工して、いろいろと配線の取り回しを替えたりして、なんとか着きました。
ウインカーステーも新規で製作、曲げが無いようにして、折れ対策にします。
ハンドルをテーパーバーにしたら、メインスイッチの取り付けができなくなりました。
ステーだけ頼もうとしたら、なんとメインスイッチとASSYでしか部品が出ない...
キーが変わっちゃう(キーシリンダーだけ古いのを使えば良いんですけど、無駄だ...)。
で、着くようにステーを加工しました。
ハンドルのクランプが、かまぼこ型なので、上にオフセットするためにカラーを製作して、ネジの取り付けが一箇所だとキーを回すときに動く可能性があるので、ステーをカットしてクランプの頂点に、M4のネジで回り止めを作りました。
ハンドガードはCYCRAでUクランプを使います。
こうじゃないと、クラッチワイヤーやブレーキホースが干渉してしまいます。
とりあえず車検に持っていける仕様にはなりました。
北の大地からSM450RRをお預りしました。
久しぶりに仙台のフェリー埠頭に行きました。
2階でハングオンはやっていません。←分かる人にはわかるw
確定申告をとにかく終わらせなければ...
15日の24時がリミットです...(e-taxなので
が、がんばりマウス(震え声
唸れJ-79!
音はちゃんと後から聞こえるのね(ソニックブーム
こうして行く他なかったんですよね...
滝沢聖峰の「幻の豹」に収録されている「JUNGLE EXPRESS」を思い出しました。
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