8月も終わります。
今年の8月は、とりあえず雨が降っていたなぁという感じです(仙台で36日間雨)。
全日本スーパーモトの画像なんかをちょっとだけ...
フォークデカールを作ったら、現地で欲しいといわれたので、現地貼りしてきました(どこぞのデカール屋さんみたいだ!
エリアS2に参戦していた伊勢さん、フライングしちゃいましたがタイムはトップタイム!
全日本S1OPENはSRF宮城FTRの佐藤選手と大野選手がワンツーを決めました!
大野選手のマシンは、ウチで大半作っております。
前戦よりSHOWAのキットサスを使ってますが、調子いいようです。
何故か今回ケガで参戦してない吾妻選手がエジキに...
S1PROクラスはIKKIがヒート2で勝って、総合優勝でした。
吉田選手も予選から速かったですねぇ!
そして、またもやエジキになる吾妻選手、速く復活しましょうw
一番遠くから来たデューンさんから、いっぱいお土産もらっちゃいました。
忘れた頃にサンマ以外のものを送っておきたいと思います!
さて、SMR450Rオーバーホールの続きです。
クラッチマスターから漏れがあったので、シール(ピストンassy)交換です。
で、お客様から部品を支給されていたのですが、マグラは外見が同じでもピストン径が違うものがあるので、ココの刻印で確認します。
コレを見るとφ9.5のマスターだと言う事がわかります。
皆さん、ミネラルオイルはマメに変えましょう。
真っ黒です。
そしてフルードを吸い出すと...
ヘドロ上に溜まってます...
全部きれいにして、ピストンを交換、フルードを入れ替え、下側の(エンジン側の)ピストンも交換します。
ちゃんとした動きになりました。
お次はサイレンサーのグラスウールも交換します。
ウールは思ってたよりは残っていましたが、一部穴が開いていたり、かなり黒くてオイル食ってたのかなという感じでした。
2本あるので、作業は2倍です。
で、エンジンをかけてちょっとスローの調整やなんかをするために、またばらして...
サイレンサーを左右外して、エキパイ抜いて、セルを抜いて始めてキャブに触れます...
さあ、コレで調子いいといいのですが...
お次は急ぎでのKTM50SXのリアブレーキ修理。
パッドを替えようとして、ピストンをパッドごとこじったら、フルードがもれてきたとの事。
エアも噛んでいるのですが、マスターのピストンの動きも変で、ピストンの動きも微妙...
結局全部ばらして見ると...
フルードの奥にあるのは、アルミの破片です。
どうも切削して破片がそのまま残っているようです...
バンジョーのOリングも噛んで組まれちゃってて、千切れ掛かってました...
ピストンも樹脂製なのですが、傷が入りやすく動きが悪くなるのは早そうですね。
ブリーダー穴が小さく、マニュアルではバキュームで引っ張れとなっていましたが、なんとかエアは抜けました。
なかなかやりにくいですね、bremboかニッシンにして欲しいところです。
お次はYZ450Fのアクラポビッチエキパイの割れ修理です。
モタード仕様でサイレンサーを無理やり外に出している(タイヤとの干渉で)と一番弱い部分が割れる事が良く有ります。
今回は中古のエキパイで、しかも中間パイプのスプリングフックの取り付け位置が変更されていて、テンションがあまり掛かっておらず、余計に動いて破断したのかもしれません。
ですので、スプリングフックの取り付け位置を変更、そして1箇所では片側から引っ張り不均衡が強く斜めに付いてしまうので、反対側にもう一箇所新設しました。
チタンだったので、スプリングフック部分を買い足しました。
お次はGASGAS EC250の整備です。
とにかく買ったときから乗りずらいとの事でしたが、見ただけでもいろいろと問題がありました。
まずはスロットル、グリップがハンドガードと接触しています。
しかもスロットルに遊びが無いなぁと思ったら、なんとワイヤーを引っ張った状態でアイドリングを作ってありました...
キャブにアイドリングを調整する、スロットルバルブを押し上げる調整ネジがあるのに...
クラッチは(これもマグラ)抜けているようで、しかもハンドガードとレバーが干渉していました。
フルードもすっかり無くなってましたが、なんか色が違うんですよねぇ...
まずは乗れないとダメなので、クラッチマスターの修理です。
このタイプのピストンキットは国内に在庫がなく、ちょっと高めだったので、SMR450Rと同じ径だったので、キットからシールだけ抜き取って使いました。
お次はスロットル周りです。
スロットルチューブのカットの仕方も雑だったので、綺麗に切って中もきれいにしておきます。
斜めだしなんか飛び出てます...
グリップも動き始めていたので、新品のレンサルに変更して、ハンドガードを取り付けます。
左側は曲がっていて、とても取付できないくらいでした...
曲げたりねじったり色々とやって、カラーを作って固定します。
右側もスロットルと干渉しないように、他の物との取り回しも考えて取り付けます。
ちゃんとやるとどうしても時間が掛かります。
ただ、これはちゃんとしないととても乗れるような代物にならないんですけどね...
キャブやリードバルブはバラしてチェックします。
ちょっと汚れてましたが、そんなに問題はありませんでしたが、ジェット類が何が付いているかの確認もしないといけませんからね。
リードバルブも欠けや開きを確認します。
ついでに混合ガスがケースにたまっていないかもチェックします。
プラグも見て、エアクリーナーも外してチェックします。
そんなに汚くは無いんですが、長年フィルターオイル塗りっぱなしで粘度が上がっていて、洗浄油→アルカリ洗浄液で洗ってもベタベタ感が消えず、スポンジ部分を押すとぺったりつぶれてしまうんです。
こうなると目がつまっている可能性が高く、ジェッティングできませんので、捨ててください。
今回は在庫のあったエアーテックのを使いました。
で、このマシン燃料タンクが膨張したのか取り外ししづらく、そして取り付けのネジ穴が全く合っていませんでした(GASGASあるある
燃料タンクを削って、カラーが付くようにしました。
コレでやっと実走できます。
で、他メーカーの同じようなマシンのPWKのジェッティングとかなり違ったのですが、いろいろと振ってみて、元からのじぇっとで悪くない感じに落ち着きました。
他の部分がダメで、調整がずれていた感じです。
こういうのも、全部見ないと正しい所に持っていけないので、一箇所だけ見て何とかすると言う事は本質では無いので、やはり時間は掛かりますね。
今回は5回変更して乗りました。
で、エンジン掛けると前に、水も見ないとと思ってキャップをあけると...
水が減って、結晶化したのと腐食でひどい事になってました。
画像で見るとそうでもないですが、実際は厚さ数mmの堆積物があります。
ラジエターもキャップもきれいにして...
ところがエンジン掛けたら、盛大にお漏らしを...
キャップを替えたら治ったのですが、元からのキャップも原因が分かったので何とか治りました。
ラジエターも曲がっていたので修正しました。
ジェット替えるのも慣れました。
シュラウドナシで走行してました。
で、気が付くとナンバー灯が点いていないし(エンジンかからないとチェックできないし)、テールも点いていない。
バラしてみると、ナンバー灯は、配線がぶっつり切れていて、テールランプは抵抗が焼けて、LEDも2個しか生き残っていませんでした。
中国製らしく中は漢字がいっぱい書いてありました。
なかなか終わらせてくれません...
このマシンは調子よくと言う事だったのですが、どこまでやれば良くなるのか、ひとつづつやっていくしか無いので、見積とか出来ないんですよねぇ...
次のCRF450Rとかは、見積ができるのですが...
あしたテールが届くので、なんとか終わりそうです(純正じゃなく手に入りやすい安い社外品を使います)。
タイヤやホイールも入荷しました!
最近はBSの17インチレインが人気です。
17インチのミシュランモタードスリック、もう少しだけ在庫あるそうです(逆に言うとそれがなくなると終わりですよ)。
欲しいかたはお早めにお声掛けください。
夏は来年までお預けですね、今週もがんばりマウス!
今年のマン等でジョシュ・ブルックスが乗ったノートン(ロータリー)の車載動画です。
もっと回すのかと思ったら、そうでもないんですね。
なかなか良い音です、やっぱり2ストっぽいなw
19XX年、ありましたねこんな深夜番組。
198X年じゃねーぞ!
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